
ブランド:あざらしそふと(公式サイト)
発売日:2017-12-12
評価ランク:B
恋人から新妻へそして母親に
二人の絆はより深くより甘く
※後半ネタバレ有り
はじめに
- 「アマカノSS」のその後を描いたFDです。本編のプレイは必須です。
- 「アマカノ+」のその後でもあるため、こちらも先にプレイした方がより楽しめます。
攻略順
<実攻略順>
奏 → 涙香 → 雪静 → 穂波
(本編と同じ順番で攻略)
<推奨攻略順>
好み優先で大丈夫です。
感想(概要)
○甘々な新婚生活
本編以上に甘えてくる新妻ヒロインの可愛さは最高としかいいようがないですね。四人四色で展開が違うのでマンネリ感がないのも良かったです。
×立ち絵とスチルのギャップ
立ち絵は学生、スチルでは大人な感じで描かれているので正直言って違和感があります。特に後輩二人は影響が強く、別人に見えるときもあったのは残念でした。
△ハート目の使い方
「アマカノ+」から改善され頻繁に消えることがなくなったのはグッドです。ただ全シーンにあるのはやはり特別感がないですね……本編ぐらいの塩梅で入れてくるのが個人的には好みです。
まとめ
新妻ヒロインの過剰糖度ともいえる甘えっぷりはすんごいものがあります。恋人の強化版としての新妻の甘えを堪能できるのは本作最高の強みですね。
ただ……立ち絵とスチルのアンマッチはどうしても気になってしまいました。別人に見えるのは無視できないマイナスです。そのせいかは分かりませんが本編より役割が持てませんでした。
※以下はネタバレ有感想です。
感想(ネタバレ有)
沓野 奏

新婚旅行編
実質食レポルートみたいなもんでしたが、幸せそうに食べる奏ちゃんは”最強”なのでこれが正解なのです。いっぱい食べる君が好き。
山頂で、市場で、お祭りで一緒に歩きながら楽しめる……本編では見られなかった光景が見れる。ただそれけでこのお話には価値がありますね。
結婚生活編
陰で努力をおしまない奏を知るからこそ、その努力に負けないよう支えたいと主人公は思う。互いに高め合う……そういう信頼関係なんだなとようやく分かりました。
本編での「対等」でないという感想は撤回しなければなりませんね。この二人は「対等」な夫婦です。なぜなら支えて支えられてという関係は「信頼し合う」ことが不可欠なのですから。(2025/9/2 修正)
それにしても娘の『歩愛』という名前凄く良くないですか? この名前は彼女のこれまでが幸せであったこと、そして娘に幸せになってほしいこと、その両方が感じ取れるのがとっても素敵です。
硯川・e・涙香

夏旅行編
着物は涙香が一番印象に残りました。和洋折衷の美しさが何とも言えません。和傘も様になってて良きです。(あとコンコンがクッソ可愛かった)
そして何よりもプロポーズのロマンチックさが良いんですよね。「また私の仮面外されちゃったね」は本作の屈指の名言です。
新婚生活編
涙香の家庭的なところがたっぷり見れて良かったです。洗濯物たたんでいるスチルは “妻” って感じがして実にいいです。(旦那様の服のニオイを嗅いじゃうお可愛い姿もまた良き……)
締めの結婚式も素晴らしいですね。学園でやるというのは大胆ですが、世代を超えて「会長」ではなく「涙香」として祝われる。その舞台としてこれほどふさわしい場所もないです。
高社 雪静

学生結婚編
な、なんなんですかこの甘々な関係は? 一緒にお風呂入るのが当たり前とか知らない……。しかしあの雪静がここまでの甘えを見せてくれるとは、本当に恋は女を変えますね。
そういや大学生で新婚って人生のゴールデンタイムの重ね掛ですか。なんかそれズルくないですか?(羨ましい……)
司書妻編
気立てが良く旦那さんが大好き! そんなお嫁さんと結婚し子宝に恵まれる理想の人生が描かれていました。
……この光景は私には眩しすぎますね。危うく現実とのギャップで心を捻挫するところでしたよ。
一ノ瀬 穂波

通い妻編
通い妻になる穂波ちゃんがシンプルに可愛すぎる。このルートは本編とは真逆で穂波が主人公を助ける関係なのも新鮮で良かったです。(ヒロインビューが多いのも嬉しいですね!)
しかし主人公もスパダリですけど、穂波ちゃんも大概なスパハニですよね。文武両道、才色兼備、家事万能、何ができないんだっけこの子?
結婚新妻編
幸福な夫婦を7度も見れば飽きるだろう。そう思っていたんですが意外と飽きなかったです。それに好きなヒロインのお話は格別ですね。
かつて親から離されて不貞腐れていた意地っ張りな子が、生涯の伴侶を得て親になりたいと自ら思いを口にする。
「甘えたい彼女」になるまでの過程がすごく好みなヒロインでした。彼女に出会えてよかった。
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