プレイ中:大穢-完全版-

コイバナ恋愛 感想

制作 :Asa Project
ランク:A 

友達と恋バナをしながら友情という青い春を満喫する作品。
※後半ネタバレあり

攻略順

<実攻略順>
めぐり → 常夜 → 千依 → こころ

<推奨攻略順>
実攻略順と同じです。

感想(概要)

〇友人と過ごす青春
恋人をつくるためバカをやりながら友人たちと奮闘する。どこにでもある話かもしれませんがそのバカ騒ぎが楽しくて仕方ありません。群像劇をよく描けていてお見事でした。

×付き合うのがゴール
本作のコンセプト的にそうなってしまうのかもしれませんが、ルートに入った後はエッチ&エッチ&エッチで終わります。キャラデザはいいのでルート後にも何か物語が欲しかったですね。

〇サブヒロインカップル
懸念材料ではありましたがこの青春の舞台を彩るに欠かせない存在でした。考えてみれば気のいい友人たちが恋をするのも当然の話。仲でも光生×いのりはメインに劣らない存在感がありました。

まとめ

当初サブヒロインカップルは物議をかもしていましたが、彼らがいるおかげで会話劇の面白さが何倍にもなっています。個人的に近年のアサプロ作品の中ではテキストは一番面白かったです。

半面サブにリソースを裂かれたせいかメインがおざなりになっている感は否めません。特にめぐり、常夜はもう少し何か欲しいです。本当にメインヒロインか怪しかったです。

この系列のFDは人を舐めているとしか思えないので基本買いませんが、サブカップルの顛末が見られるなら悔しいことに買うことになるでしょうね。

※以下はネタバレ有感想です。






感想(メインヒロイン)

■春風 めぐり

叶太が一目惚れをしたバスケ部の先輩。爽やかな汗が似合う健康的と滲みだすエロさのハイブリットが堪らない。青少年が一目ぼれするのも致し方なし。ただ問題は病的なまでの妹狂い。

クラスが違うせいで会話劇に絡みづらかったせいかイマイチキャラが薄いです。妹狂いも会話に参加させるための設定に思えて、このキャラの素が見えなかったのは残念でした。

ただ振った後のシーンはかなり良かったです。最後の最後にめぐり先輩を選ぶルートがあれば、彼女の本当の一面が見られたかもしれません。

■夕暮 常夜

神出鬼没でマイペースな後輩。人見知りで表情にも乏しいがちょっと気を許した相手にはバクった距離感で接する。ときたま本気で照れる姿がマジで可愛い。

光生が最高に輝いている中、妥協でトコちゃんを選ぶという訳の分からない状況でのルート分岐だったので、半ば中身は諦めていましたが悪くなかったです。

ネタ成分は多めですが、コミュ難の子が頑張って彼氏や友達を作る話なんですよね。特に何か物語があったわけではないけど、最後にトコちゃんが自然に笑えたのは良かった。

■安逹 千依

バスケモンスターの幼馴染。疎遠系とみせかけてずっと叶太を見ていたというとんでもない幼馴染である。共通で叶太と会話すると影で嬉しそうにするのが反則レベルで可愛かった。

シーン2はなかなか衝撃的でした。仲の良い二人の写真をバックにハメハメするのはNTRのそれですが、まさか本人でそれをするとは驚きです。共通で愛撫し合ったりこの女加減というものを知らないのか?

とはいえ特殊なタイプのヒロインだと思っています。千依の願いは叶太の一番の友達にありバスケを一緒にすることなので、立ち位置は親友になりたいのです。達成するのに簡単な手段だったのが彼女なだけ。ある意味大河と同種です。

だからこそ過去作のヤバいヒロインみたいに他ルートで過剰なアピールをしてきません。これは本作が「友情」に重きを置いてる作品だからかなと思います。

■乙女 こころ

理想の王子様に出会うため地雷系に変身した恋に憧れる女の子。とはいえあの手の女にありがちな過剰な媚びがなく、真面目な性格がちゃんと生きているのが好印象。

顔を合わせれば憎まれ口をたたくも一緒に朝練をしていれば自然と仲良くなるものです。そしてなにより自分のことをよく見て、バスケも教えてくれる。こんなんの「好きにならないわけがない」ですよね。

付き合った後のこころんの甘え上手っぷりは非常に破壊力がありました。華奢なくせに乳尻がムッチリしている。その上甘ったるい声で誘ってくるものですから、こんなのもうセックスするしかないじゃん。

ここだけの話私は清楚こころんの方が好みだったします。地雷系というのはね飛び道具に過ぎないんですよ。素が良ければ自然体が強い。眼鏡も似合っているのに必要に外そうとする愚か者はマジで許さないからな。

感想(サブカップル)

■神田 光生 × 春風 いのり

本作のもうひとつの主軸。というかこの2人の進展が気になって仕方ない物語でした。オーバーワーク気味で頑張り過ぎる意地っ張りな女の子を、憧れから理解しより好きになり支えたいと思う男の子の恋物語。

こんなの最高以外の言葉がでないだろ。ちょっとずつヒロインの心を溶かしていくの本当に好きなんですよね。本編終了時では攻略度80%というところでしょうか。くそ!なぜ最後まで見せない!

癪ですがここはFDに期待するしかないようですね。頼むぞアサプロ。

■堂島 大河 × 小枝 楓美

楓美はからかい上手系に当たると思うんですが、純情筋肉である大河相手には思うようにいかず反撃をくらってあたふたする姿がとても可愛かったですね。

こういうヒロインは傍観者的なサブになりがちですが、それが当事者になって恋に戸惑うのが実に良かった。

■鴇矢 怜 × 恋河原 未愛

最初は見栄重視で付き合おうと考えていた未愛が、修学旅行で怜に助けけられてガチ恋し、好きの言葉すら言えなかったのは最高です。良い栄養が取れました。

しかし鴇矢怜という男は自分を持ちすぎているので、いのり以上にどう攻略したらいいか分からない。この辺はFDでの未愛さんの手腕に期待したいところです。

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