プレイ中:初恋マスターアップ
ランクB

dROSEra ~レディ・バッドエンドの初恋~ 感想

制作 :Tily(公式サイト)
発売日:2023-07-28
ランク:B 

ハッピーエンド主義者とバッドエンド主義者の淫らな”ごっこ”遊び。 
※後半ネタバレ有

攻略順

<実攻略順>
ハッピーエンド → バッドエンド → ???(ハッピーエンド後解放)

<推奨攻略順>
バッドエンド → ハッピーエンド → ???

感想(概要)

△バッドエンドの解釈
「物語が終わり進む寂しさ」という誰もが感じたことがある感覚を、バッドエンドを求める理由にしたのは面白い視点で良かったです。ただ思想に至る背景が少し弱めに感じて残念でした。

△ごっこ遊び
中身はめんどくせー女との普通の恋愛ですので、バッドエンドを題材にしたお話を期待すると肩すかしを喰らいます。思ってたよりはずっと明るい話でした。「ごっこ遊び」は割とそのまんまです。

〇シチュエーションが豊富
CGも肉感的で結構実用性があったと思います。基本的にヒロインの紫音ちゃんはドMですが、中にはオスブタ向けのシーンもあって役割の幅が広いなと思いました。

まとめ

狂人ではなくめんどくせー女の範疇ですので、その手のヒロインとめんどくせーやり取りをするのが好きな方ならプレイするのも”アリ”ではないかと思います。

バッドエンドに対する考え方は面白いと思うところもありましたが、物語に終わりを求める私とは趣味が合わなかったです。ただ自分の中にあるエンディングに対する考えを見つめられたのは良かったです。

※以下はネタバレ有感想です。

感想(ネタバレ有)

■初己 紫音

バッドエンド狂を自称する捻くれものの文芸女子。生来のマゾ気質と幸福な物語への歪んだ執着から破滅思考で興奮する性癖を持つが、実際は少々面倒な構ってちゃん。

物語の終わりを惜しむ気持は分かりますが、置いてかれたくないからバッドエンドで縫いつけてしまうのは中々素敵な歪さです。ただその割に歪みの背景が弱いのが気になりました。

そもそも彼女はバッドエンドを終わりを誤魔化す道具にしか使ってないのでバッドエンドが好きに見えません。一体どこに美学を見出したのかさっぱり分からなかったのが残念でした。

まぁ私は物語は終わるからこそ美しく、終わらないことほど物語にとって不幸なことはないと思っている人間ですので、「fin」ではなく「to be continue」が必要な彼女とはちょっと相性が悪かったですね。

ただReStart後の追加選択肢が全部分からせる選択肢だったのはちょっと興奮しました。「ハッピーエンドまたひとつ潰しちゃった」とか舐めたこと抜かしているマゾ雌をチンポ分からせる。実にシンプルでいい。

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