
制作 :ま~まれぇど(公式サイト)
発売日:2022-10-28
ランク:C
太陽が眩しい夏が舞台の萌え抜きゲー。由乃ちゃん最強ゲー。
※後半ネタバレあり。
はじめに
前作「スタディ§ステディ」のヒロインが出ますがゲストでしかないので、前作プレイ必須ということはないです。
システム
△E-Mote
違和感のある動きやセリフとのアンマッチは感じなかったので、ブラッシュアップされていて良かったと思います。ただ爺のE-Moteまで存在したのは謎でしかないです。欲しい人いないと思うんですけどね…
×愛称システム
前作と変わらず前後のイントネーションを無視しますし、メジャーな名前を碌に網羅出来てないのに、”ゴミ”とかふざけた名称があるのもムカつきます。そもそも対して使われなかった気がしますので、要らないんじゃないでしょうか?
攻略順
好み優先で問題ないです。拘りがないなら由乃を最後にするといいです。
感想(概要)
〇エッチなヒロイン
エッチシーンに関しては流石の出来です。どのヒロインも性欲が強く抜き性能に関しては申し分ないです。ただ今回は卑語に頼ってる箇所もままあるので、その辺は人好き好きかもしれません。
△ヒロインの”好き”が見えにくい
前作までと変わって満足に想いを告げずにセックスに走るので、主人公を好きだというヒロインの心が見えず、ヒロインに好感をあまり持てなかったのは残念です。ただ由乃のみは例外で、共通から存分に描かれているのでそこは満足しています。
×シナリオの粗雑さ
このメーカーに関しては半分諦めてますが、本作も及第点をあげられるようなものではありませんでした。シナリオ通してヒロインに好意を抱くからこそ、よりエッチシーンが捗るということを分かって欲しいですけどね…
×ラブレターの使い方
前作では抑えきれない恋心を伝える手段として非常に効果的でしたが、本作ではシナリオギミックに組み込むという変な色を出したせいで、恋心を伝えるという感じが薄れてしまい残念でした。
まとめ
本作の最大の問題点はヒロインの好意の描写の少なさにあります。厳しい言い方をしますがここが満足に描写されないのであれば、個人的にはCG集でも対して変わらないとすら思います。
また8ケ月も延期したのにニーズを碌に理解もせず、独りよがりの誰得なギミックを入れているのもよろしくないです。一度何を求められているかを根本的に見つめなおしてほしいです。ヒロイン全員が由乃レベルであれば文句はありません。
※以下はネタバレ有感想です。
感想(各ルート)
■八重沢 やえ

人付き合いが上手でない田舎育ちのお隣さん。
接近は急すぎるけど順調に仲良くなっているなと思っていたら、いきなりパイズリをされて戸惑いました。ですが性格的にも仲良くなるとお姉ちゃんと化すので、好意が暴走したと考えるとギリありかと思います。
基本的に甘やかしてくれるお姉ちゃんであり、プレイもその傾向が強くなっています。個人的には愛されるより愛したいタイプなので、趣向的には微妙ですがIカップの暴力は強力でした。
■三島 星彩

見た目とは裏腹に規則に真面目なギャルの後輩。
頑なに彼氏彼女の関係になるのを拒んでいたのは、どんな理由なのか気になっていたので、ちょっと期待しながら読んでいましたが、両親の離婚が理由というのはいまいち理由付けとして弱いなと思いました。
ただそんな煮え切らない彼女を“力”で自分の女にするというのは嫌いではありません。そういう意味ではシナリオとエッチシーンの絡め方は良かったと思います。
■沼津 潤海

黒魔術を嗜む小柄で独特な感性を持つクラスメイト。
父親が居眠り運転で事故死させたとかいう設定は使うべきでは無かったと思います。テーマの重さに対して何もかもが軽すぎる。正直読みながらドン引きしていました。後惚れ薬を作るために睡眠姦(されたり)と倫理観が色々と粉々だなと思いました。
デレた後の潤海ちゃんは、堕ちたメスガキみたいに味がしないキャラになって残念でした。ただボテ腹ロリというのは攻められる限界点に挑戦している感じがして嫌いじゃありません。
■墹之上 由乃

自分だけに天真爛漫なプリンセスな幼馴染。
“絶対に勝てるヒロイン”というオーダーが出た場合、恐らく彼女のようなヒロインが出てくるのでは無いかと思います。さらに他のヒロインと違い共通からハート目を出すなど、好き好きオーラが尋常ではありません。
率直にいってこのルートは嫌いじゃないです。お互いに好きなのがバレバレなのに一歩踏み出せず関係構築に至れない。そんなもどかしい状態で恋する由乃ちゃんの可愛さは尋常ではなく、思わずトキめいてしまったほどです。
個人的には2人の関係は対等だと好みだったのですが、エッチの時だけオホりまくって“勝てませぇん♡”な状態になるのも悪くありません。エッチですし。
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