
ブランド:Whirlpool(公式サイト)
発売日:2026-05-29
評価ランク:A
最高のグランドフィナーレに拍手と感謝を。
※後半ネタバレあり
はじめに
- 過去作ネタはありますが本筋には絡まないので、ブランド初作品としてプレイしても大丈夫です。
- 本記事に掲載されている画像は©Whrilpoolに帰属します。
- またこれらの画像の無断転載を禁じます。
攻略
<実攻略順>
リゼット → パトリシア → 凪 → 育美 → ガグヤ → トワ → ほたる → True
<推奨攻略順>
リゼット → パトリシア → 凪 → 育美 → ガグヤ → トワ → ほたる → True
- メインはリゼット → 凪 → カグヤ → トワ の流れを強く推奨
- Trueはトワルートの続き
- サブヒロインは対応するメインヒロインクリア後に解放
- サブヒロインルートは対応したメインヒロインの補完になるので解放後すぐにプレイすることを推奨
感想(ネタバレ無)
概要
○グランドフィナーレ作品
まさしくグランドフィナーレと呼ぶに相応しい作品でした。私が過去見送った中で最も綺麗な幕引きでした。
○込められたメッセージ
ネタバレになるのでここで多くは語りませんが、本作に込められたメッセージはとても好きなメッセージでした。前向きなメッセージってやっぱりいいですね。
○可愛くてエッチなヒロイン
水鏡まみず先生の描くヒロインは今回も可愛くムッチリで最高でした。相変わらずとんでもない顔面偏差値の高さです。それに巨乳しかないのも “本気” を感じてグッドですよ。
○充実し使いやすいUI
この作品に限ったことではありませんが、WhirlPoolさんの作品に不足を感じたことはありませんでした。ユーザーをしっかりとした素晴らしいお仕事でした。
まとめ
フィナーレに相応しい出来なのも素晴らしいですが、何より前向きなメッセージが込められてるのが一番良かったですね。私なりに受け止めさせてもらったつもりです。
実は当ブログの2本目の感想が「Pieces/渡り鳥のソムニウム」ってこともありWhrilpoolさんには思いれがあるんですよね。そんなメーカーの旅立ちに出会えたのは感慨深くあります。
とはいっても最後にメーカーが明るい作品を出したのに、ユーザーである私が湿っぽい言葉贈るのもなにかなと思いますので、拍手と感謝で見送りとさせて頂きます。
20th Aniversery&グランドフィナーレおめでとうございます。とても楽しい時間をありがとうございました。
※以下はネタバレ有感想です。
感想(メインヒロイン)
リゼット=アルベール

非常に顔面が良いというか良すぎる。色惚けお嬢様ムーブをされても「ま、いっか」って感じになるくらいには可愛いが正義過ぎました。
リゼット聖騎士団の号令勢いがあっていいですよね。一緒に叫びたくなる「踏破者としての無二の栄誉!」もいいんですが、専用立ち絵があるのもニクイですよ。
それにリゼットって非常に男心というものを分かってますね。古来よりちょっと抜けたお嬢様に男は弱いとされていますからね。

まぁそれは演技だった訳ですが…これを聞いたときは悔しかったですね。何度もリゼットの賢さを感じる機会はあったのに、愚者ではないと断言できなかったのが心底悔しかったですね。
まったくパティの “凄まじい” という評価は的確ですよ。道化を演じてまで姉を追い求めたその覚悟は並ではありません。愚者ではなく傑物と評すのが正しい評価ですね。
そして偽りをやめたリゼットを見ていてと思ったんですよね。彼女は “正しさ” に身を置いている方が魅力的だと。
今思えばリゼットほどではないですが私も中々の慧眼でしたよ。Trueの彼女は “輝けるアルベール” という二つ名が相応しい人物でした。
七海 凪

誰よりも “純粋” な想いを持ち、誰よりも “強い” 生き様を貫ぬける。七海凪というヒロインはそういう女でした。思わず「勝てんな…」と思わされるぐらいに彼女は強かったです。
「驚かされるよ。 最高の冒険者でありながら、キミはあまりにも純粋だ」
『Relirium-レリリウム-遺跡と出逢いと冒険と』
凪ルート 学園長
学園長のこの言葉には一言一句同意ですね。凪の冒険とアマツツチへの愛はあまりにピュアです。だからこそ冒険者ランクNO.1なんでしょうね。誰よりも楽める者が頂点というのは道理ですよ。

彼女は生き方の指針が強いんですよね。すべての行動指針が “自分” でありそれが一切揺らがない! 恐ろしいとすら言えますよこの強さは。
いついかなる時でも「自分に誇れるか?」ということを見失わないんですよね凪って。自分に誇れる生き様を貫く…言うのは簡単ですが行うのは難しの極致ですよこれ。人間ってのは自分に嘘を吐いてしまう生き物ですからね。
「他人を理由にしない」生き方ってのは理想ですよ本当に。どこまでも自分に”フェア” そんな生き方ができる彼女には憧れすらします。
カグヤ

カグヤのような存在がいるだけでこの世界が捨てたものではないことが分かるというものです。トランジスタグラマー + エルフ耳という欲張りセットな属性もグッド!
古城のやり取りがかなりお気に入りなんですよね。 “色欲” をブーストされた姿見てから身近に感じるようになったので。博愛が服を着て歩いているようなカグヤちゃんにも性欲はあるんだよなぁ……。
そこから陸を特別に見ちゃう姿が愛らしかったですね。ただ陸が幼児化した時は「まさか規制の厳しいこの時代に!?」と身構えましたが流石に何かあるはずがないですよね。(でも合法オネショタだしセーフでは?いやリスク高くて無理か…)

カグヤルートの本筋は前二人のルートに比べてスケールが大きくて驚きましたね。世界の命運とか普通にかかっちゃうタイプなんだって感じでした。
感情が豊かだなとは思っていましたが、不死化させた人なら納得ですよ。同時にそんな禁忌に手を出さざるを得なかった、過酷すぎる背景に戦慄もされましたがね。
「いつだってわたしが戦う理由は、愛する人のためですから!」
『Relirium-レリリウム-遺跡と出逢いと冒険と』
カグヤルート カグヤ
もはや強い弱いを論じることが烏滸がましいレベルの強さです。過去に世界を世界のために戦える彼女の強さは人として “冠絶” しています。
『星と慈愛の女神クーデリア』──神と呼ばれることが誇張なんかじゃないですね。時間も場所も関係ない誰からも愛される優しき勇者です。
しかし今回のメインヒロインはみんな異常レベルで強いなぁ……。
感想(サブヒロイン)
トワはTrueと一緒に語りたいのでこのタイミングでサブヒロインについて語らせてもらいます。
パトリシア=ブラック

パティがいてくれたから擬態モードのリゼットにヘイトを感じなかったところあるなと感じてます。こっちの思ってくれていることを言ってくれて助かってました。
クレーバーに見えますがカードが趣味なロマンチストな面があるのが面白いですよね。あえて先行を取りエースではなくキングを選ぶところに性格が出ているなと感じます。
口にしているほどリゼットのこと嫌ってないように見えたので、ハートのエースをかれたことには何か感じてるのかな?と思ってたりします。
大松 育美

冒険者というより狩人の類ですし、お姉さん枠でもあるのにメインサブ合わせて一番可愛らしかったです。腕が立つのにグイグイ来られると弱いのお姉さんっていいですよね。
育美さんには結構泣かされましたね。凪さんに対して何もできない無力感に苛まれて姿を見ると…そういうのにどうも弱いんですよね……。
どのルートでも凪さんは帰ってきますが、そのたびに待っている彼女も報われてよかったです。
桜町 ほたる

ほたるみたいな目線の人もそりゃいますよね。麻痺してますが死がすぐそばにある冒険者の日常っておかしいですからね。
少々強引なところはありますが、ちゃんと知ろうとする姿勢を持ってくれるので嫌いではないですね。トワルート終盤で舞台上のトワに激励飛ばすシーンは胸にくるものがありましたよ。
別視点枠としてメインヒロインでも面白い気はしますが、作品全体として重くなりそうなのが難しいですね。それを考えるとサブがちょうどいいかもですね。
感想(トワおよびTrue)
花守 トワ

一目見たときから確実に好きになることを確信をしていました。キャラデザインがもはや必勝の領域です。この愛想のない表情がかえって “味” になっているまであります。
塩対応ここに極まれりみたいなレベルで邪険にしてきますが嫌悪感がまったくないんですよね。もう何か事情があるのは自明ですからね。もはやそれが愛おしいまでありましたよ。
それにトワといえば「ズダダダダダダ」これですよ! 理由は分からないんですが異常な中毒性があるんですよね。しばらく寝る前に聞くのが習慣になってました。
そういえば小耳に挟んだのですが、なんでもバニーは白か黒かで意見が分かれたらしいです。胸を張っていいですよWhirlpoolさん白を選んだのは『正解』です。

過去を考えればトワが人との関わりに消極的なのは当たり前とすら思えますね。学園に通えているだけでも驚きなぐらいです。
陸に対してだけは当たりが強かったのは、過去を知られたくなかったのも理由でしょうが、心の奥底には仲直りしたいという気持ちがずっとあったんだろうなと思います。
きっと二つの感情の板挟みになってあんな態度を取ってしまったんでしょうね。全く不器用な女ですよ…でもトワはそれがいいんです。それがとてつもなく愛おしく感じます。
ファーストインプレション感じだ感情は間違ってなかったですね。本作で一番好きなヒロインはトワです。
True

このTrueルートにとてもシンプルで力強いメッセージが込められていました。Whirpoolというメーカーが何を伝えたかったのかを私なりに受け取ったつもりです。
それがどういうメッセージであったのか?は一番最後に語りたいのでしばしお待ちを。先ずはTrueッルートで印象に残ったところを語らせて頂きます。
学園長

途中から学園長を見るたびに泣いて謝罪しているよう見えたんですよね。「助けられなくてごめんさい」「押し付けてしまいごめんさい」と言った具合に……。
事情を知る人ヴァンガードの隊員が申し訳なさそうにしている訳ですよ。自分の世界でもないのに身を粉にしてくれる学園長に足を向けて寝られるはずないですから。
だからこそ事態の収拾をトワに代替わりできたのはとても良かったと思うんですよね。一番長く生きている観測者というだけで、彼女が全ての責任を負わなければない道理などないのですから。
思えば花守イヴを始めとした、彼女の一族はみな責任感と情に厚かったです。この世界における最大の幸運は、彼女たちがいてくれたことだと思えるほどです。
輝けるアルベール

Trueで彼女が成したことはとても大きいです。
もしリゼットがいなければトワ相打ち覚悟で邪竜と戦ったことでしょう。そうなっていたら最後に誰も笑顔でなかったのは想像に難くないです。
誰かを正しく導ける強さ――そんな得難くも尊い強さこそが “輝けるアルベール” であるリゼット=アルベールが持つ “強さ” の本質なのですよね。
当たり前のことですが “強さ” とは武力だけを指すことではないんですよね。トワを説き伏せるリゼットからはそれを強く実感しました。
メッセージ

「一人で背負い込む必要はない、みんな誰かを頼っていい」
本作には重大な選択を迫られる場面がいくつもありますが、ただの一度も誰か一人に責任を押し付けたことはありません。その度に誰かに頼る重要性を説いていました。”アマツチの意志” ですらその例には漏れず、世界の責任を負う必要のない一人の個人としてかかれており、隣にはタカモリがいてくれました。
自分一人ではできなくて繋がれる他の強さを得ることができる。繋がりにより無限の強さを持てるのが人の一番の強さです。そして子供という形で繋がりが広がっていく…それをこの上なく分かりやすく表現したのが『花守ミライ』なんだと思っています。
このメッセージ自体は現代にはありふれたものかもしれません。ですがそれだけ重要なメッセージでなのです。幾度どなくそれを伝えてきた本作を私は支持します。
最終作に『繋がり』と『未来』とメッセージが込められているのは感じ入ってしまいますね。whirlpoolとしては最後でも紡いできた物語はこの先に繋がっている。そんな想いがこもってるように感じられるのが本当に嬉しかったです。
お見事です最高のグランドフィナーレでした。重ねてになりますが最後に改めて感謝を贈らせてください。
WhirlPoolさん、いままで本当にありがとうございました。この先の未来で繋がることがあれば、またよろしくお願いします。



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