
ブランド:戯画
発売日:2006-09-29
評価ランク:C
希望のない話だけというのはなんとも味気ない。
※後半ネタバレ有
攻略順
<実攻略順>
ノーマル(蛇 → 開戦の狼煙) → テレジア(虚構の少女) → カーナ(雨 → 境界線)
<推奨攻略順>
ノーマル(蛇 → 開戦の狼煙) → カーナ(雨 → 境界線) → テレジア(虚構の少女) ※初回は蛇固定
■参考サイト
分岐条件は以下サイトが参考になります。 ※ネタバレ注意

感想(ネタバレ無)
概要
○爽快なコンボアクション
ボタン連打で簡単にコンボが作れ、組み合わせの自由度も高くてクッソ面白かったです。フォース以降に受け継がれるバルドアクションのアーキタイプを確立させたのは間違いなく本作ですね。
○硝煙香る世界観
一介のナードとしてこの軍事SFの世界観は堪らないものがありますね。オーバーテクノロジーによって荒廃した鈍色の世界──こういうの大好物ですよ。
×短すぎるシナリオ
5つあるエンドのほぼすべてが打ち切りエンドで、キャラクター(特に主人公)の感情も理解しにくかったです。あまりにも尺が短すぎるので「未完性」という印象を受けました。
まとめ
やりごたえのあるアクション、聞くだけ脳が沸騰するOP、そそられる世界観、イカしたルビ芸、菊池政治先生の画力と加点が無数に浮かぶ作品です。
特にアクションは良くて4*3の兵装を組み合わせスピード感のあるコンボを決めていると、自分はバルドが好きなんだなということを実感します。難易度hardだとボスの歯ごたえがあったのもよかったです。
ですがそれらの加点すべてを灰塵に帰すほどにシナリオが不足しすぎています。ここがもう少し何とかなっていれば高い評価だせたのでは?と思はずにはいられない作品でした。
※以下はネタバレ有感想です。
感想(ネタバレ有)
ノーマルルート

真っ当に軍人として動くルートなので、主人公であるセルゲイと同調しやすかったですね。読んでいて特に突っかかる部分も少ないのもいいです。
序盤のルートだから何も分からないのかな?と思っていましたが、バルドルシステムやジャハナムについてはどのルートでも何も明かされないのであんま関係なかったです。
時間軸的にバルドヘッドまで存続しているジャハナムを倒すわけにはいかないのは分かりますが、戦争を作っていた奴に何もできないというのはちょっとあんまり過ぎますね……
ちなみに本作で一番カッコよかったキャラはステイです。惚れた女のためにバルドルシステムに接続するイカれた漢っぷりには惚れざるを得ないです。
蛇(ケツァルコアトル)

SERR14を守るために敵の要である蛇を破壊するルート。シナリオ的にはそれだけですが最初のボスなのにかなり強いんですよねコイツ。
こっちの兵装が育ち切ってないのでコンボを叩き込む回数が増えるのに、近づくと爆撃で炎上網作ってくるのがやっかいでした。
リトライ回数:8回
開戦の狼煙(オープンコンバット)

SERR14を守るため撤退の殿を務めるルート。このルートだけなぜかボスがないのでそこは消化不良でした。でもラストのカニンガム少佐とのやりとりはカッコよくて好きです。
そういえばシリーズでおなじみの開戦(オープンコンバット)って本作が初出なんですよね。そういう意味でもバルドシリーズの礎ですね本作は。
リトライ回数:0回
テレジア・アニシナ

本作の世界がどうしようもなく理不尽であることを証明するかのような少女。バルドルシステムへの復讐のために作られた彼女は存在そのものが非業とすらいえます。
だからこそテレジアのような子が幸せになる物語に価値を感じるのですが…残念ながらこの物語そうはならないんですよね。シビアな物語を展開したかったのかもしれませんが、素直に救える展開がほしかったです。
こんなこと言っててなんですが、テレジアに執着する理由が弱すぎるのは気になりましたね。上官に逆らうんですからもう少し納得いく展開が見たかったです。
虚構の少女(テレジア)

このルートオチはしんみりして好きなんですよね。それに人工的に生まれた彼女が遺したのが自然である花畑ってのは中々に趣深いです。
ですが戦場での彼女にそんなセンチメンタルな感情を抱いている余裕はありません。間違いなく本作で最強の敵です。

体力が多いのもさることながら一番の脅威は火力の高さです。画面外波動砲に被弾して8割以上持ってかれたときは笑うしかありませんでしたよ。
その上体力が回復するとはいえレナ准将と連戦というのがまた厄介。でもその分歯ごたえがあって楽しかったです。
リトライ回数:20回以上
カーナ・アビトボル

カーナ・アビトボルという女はいったい何者なのか? と問われたとき、私は「分からない」としか答えられません。
なぜ戦場にいるのか? なぜトップガンになるほど強いのか? なぜセルゲイに惹かれているのか?すべてが分からない…本当に私はこの女のルートをやったのだろうか?
まぁカーナもセルゲイも異常に惹かれているので別世界線の記憶とか絡んでそうだなとか、多分量子計算可能なバルドルシステムが絡んでるんだろうなとか、そういう予想はできますよ?
ですが明らかになってない部分が多すぎて、何考えても妄想にしかならないんですよね。センターヒロインがこの扱いなのは流石にどうなんでしょうね。
雨(in the pain/in the rain)

二人で共に天に逝くルート。あって間もない女のために軍を裏切る軍曹はロックとしか言いようがないです。
まぁ話はともかく念願のカニンガム少佐と戦えるのはワクワクしました。でも予想に反してあんまり強くないんですよね少佐って…そこはちょっと残念でしたね。
リトライ回数:0回
境界線(ボーダーライン)

逃亡に成功して二人で”今”を過ごすルート。とはいえ戦場の森を徘徊しているので二人の蜜月は長くないでしょうね。しかしメインヒロイン二人のルート見事にBADしかないですね……
四章でボコられたアイワイバンテがラスボスというのはいいんですが、カーナが乗ってないせいか弱すぎるんですよねコイツ。
パイロットが全く知らないやつでテンションがあがらないので、因縁的にも強さ的にもテレジアをラストにした方がよかったです。
リトライ回数:0回
使用兵装

コンボ
SD*クォートワイヤー → インパクトロッド → ドリル → パイルバンカー → ガトリングロッド → シールド → タックル → 地雷(壁際のみ)
*)SD…ショートダッシュ
説明
基本的には上のコンボを押し付けて敵の数を減らします。適当に連打していると近距離の前にショートダッシュが出てパイルバンカー → インパクトロッド → ドリルの順になっちゃうことがあるんですが、ガトリングロッドの追尾性能のおかげでそれでも繋がります。
近距離無理そうだな~ってときはミサイル3種をばらまきます。弾数が多いので敵の弾幕を消してくれるのがありがたかったですね。バレットのミサイルは結構強いので使ってて楽しかったです。
シウコアルトウの所は何でもいいんですけど見た目が派手なので入れてました。地雷の代わりにコンボの締めにしてもいいんじゃないかと思います。



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